[PR]ジャマイカの歴史に寄り添うレゲエ 綾なす想い

螺旋の庭荘

 

 

綾なす想い

 

 

Chapter8

 

 

「あ・・・・」

 

オビトの愛撫は優しくカカシを高みに連れて行き、

抑えようとしても声が漏れ出てしまう。

男でありながら、男から与えられる快感に身を委ね、

恥ずかしい嬌声を上げる自分が浅ましい。

 

時折胸まで手を伸ばし、オビトが優しく乳首を摘む。

コリコリと刺激を与えていたと思うと指の腹で撫で、

もどかしさを感じる頃に今度は乳輪ごと摘む。

その間も一方の手はカカシのものを梳き続けている。

唇もカカシの身体の敏感な部分に次々と愛撫の後を刻

み込んでいく。

 

「ん・・・・あ・・・・」

 

浅ましい。

 

「ああ・・・・」

 

 でも感じてしまう。

 

 

 カカシの中心を梳いていたオビトがずり上がり、顔

を覗き込む。

 

 懐かしい子供の頃の面影を残しながら、精悍な大人

へと変貌を遂げたオビトの端正な顔が目の前にある。

 この淫靡な行為と裏腹な穏やかな明るさで包まれて

いる室内が、その表情をくっきりと映し出す。

 

 かっこよくなったとカカシは思う。

 

カカシの髪を掴みオビトは口づけを仕掛けてくる。

 

 オビトだからだ・・・。

 

 互いの舌が絡めながら、その間もオビトの手はカカ

シの乳首を摘む。

 

 誰でもいいわけではない。オビトに愛撫されている

から感じるのだ・・・。

 

 オビトが好きだった。

 

 いつからなんて判らない。気づいたときにはオビト

に対し、恋心を持っていた。

 

 リンが自分を好きだと言ってくれた時も、ほかの誰

かに告白された時も、必ずオビトが頭に浮かぶ。

 どうしても、オビト以外の人と付き合う気になれな

かった。

 

 オビトが海外に行った時、かなりショックだったが、

それでも友情が途切れたわけではなかった。

オビトに完全に拒絶されたのはリンの死以降。

あの後からは幾人かの女性と付き合い肉体関係を持

ち、吹っ切れたと思っていたけど・・・。

本当はいつまでもオビトのことを忘れられなかった。

 

 想いを無理やり封印していただけ。

 

 叶うわけもない不毛な想いは、心の奥にギュッと閉

じ込めていた。

 

 閉じ込めていたのに・・・。

 

 オビトにこうして抱きしめられ、愛撫されると、封

印が破られる。

 

 オビトが好きだ。

 

 その想いが溢れる。

 

 

 オビトはリンにふさわしい人間になろうとしていた。

そしてそれを実現した。

 

 しかしリンはいない。

 

 子供の頃の夢を実現して、あらためてリンのいない

現実に焦燥感を抱いたのかもしれない。

 リンから好意を持たれていたのに、リンのそばにい

たのに、守ってやれなかった自分への苛立ちが再燃し

たのかもしれない。

 どっちにしろオビトのこの行為は、会社と社員の未

来と引換えに自尊心を崩すという自分に対しての罰な

のだろう。

 

 それなのに・・・。

 

 罰なのに・・・。

 

 オビトに抱きしめられていることに、好きだという

想いが溢れ出す。

 

 

「カカシ・・・」

 

 オビトが唇を離し、カカシを上から覗き込みながら

言う。

 

「少し冷たい、我慢しろ」

 

 何のことかと思う間もなくオビトはサイドボードに

手を伸ばし、ボトルを手にしたかと思うとカカシの秘

められた部分に、ボトルの中のローションを塗ってい

く。

 

「あ・・・」

 

 その行動の目的に思い当たり、カカシは気恥ずかし

さに目を閉じ、顔を背ける。

 

「冷たいか?」

 

 カカシの様子を見たオビトが聞いてくる。

 

「・・・大丈夫・・・」

 

 オビトがカカシの両足をグッとお腹側に折り曲げる

ようにし、更に左右に広げた。

 

「力、抜いとけ」

 

 ローションが塗られたカカシの秘部に指が挿入され

る。

 

「う・・・・」

 

 初めての感覚にカカシは思わず力を入れて、身体の

左右のシーツを掴む。

 

「カカシ、力抜いて」

 

 再度言われて一度深く呼吸すると少し落ち着き、そ

れほどの違和感はないことに気づく。

 

 抜き差しや中で周囲をくるりと広げるように指を回

され、段々とその刺激に慣らされてきた頃に、オビト

から声をかけられた。

 

「増やすぞ」

 

 先程までの柔らかな刺激になれていたカカシの孔へ、

すっと2本目の指が差し入れられ、身体に再び力が入

る。

 

「う・・・」

 

「痛いか?」

 

「少し・・・」

 

 大人の男の指2本分に広げられたそこは、先ほどと

は違い痛みをもたらす。

 

 抜き差しし、入口を溶かす行為を繰り返されるうち

に再びその行為を受け入れられる様になってきた頃、

みたびオビトがカカシに声をかける。

 

「・・・カカシ・・・入れるから・・・」

 

 やや上ずった余裕のない声のトーンに、カカシはオ

ビトもこの行為に感じているのだろうかと思う。それ

が動物的な、ただの生理現象がもたらすものであって

も、それでもオビトが一瞬でも楽しんでいるのなら、

それでもいい。

 

 オビトがぐいっとカカシのカカシの膝裏をもって、

左右に広げた。時間を置かず、先程まで感じていた指

の質量とは明らかに違うものが、カカシの秘部に差し

込まれる。

 

「くっ・・・うう・・・」

 

 ぐりっと押し広げられた痛みが鋭くカカシを襲う。

思わず身体の左右のシーツを握り締め、全身に力が入

る。

 

「力、抜いて」

 

 ぐっぐっと侵入してくる異物に、うまく呼吸を合わ

せられない。

 

「カカシ・・・息を吐いて・・・」

 

 そう言われて息を何とか吐く。それに合わせて、オ

ビトが最後まで自身の杭を打ち込む。

 

「うう・・・・」

 

 無意識に身体が仰け反り、生理的な涙が溢れる。

 

「力を抜かないと・・・」

 

 再度言われても苦痛が先に立ち、受け入れるように

できない。

 

 オビトが少し体勢を変えた。

 

「い・・・痛っ・・・」

 

 カカシの痛がる様を見て、オビトは小さくため息をつく。

 

「・・・今日はもうやめておこう・・・」

 

 オビトが呟く。

 

「・・・え?」

 

 オビトの言葉がカカシの耳に届き、疑問符を返す。

 

「無理そうだ。もういい」

 

 オビトはそう言って、カカシの中から杭を引き抜い

た。

 

 

 ああ・・・不合格だ・・・。

 

 カカシはふと思う。会社の合併が自分の態度次第だ

と言われていたのに・・・。

 身体を差し出し、オビトのぶつける先のない怒りを

受け止めなければならなかったのに・・・。

 

「ま、待て。待ってくれ」

 

 カカシは上半身を起こしてオビトの腕を掴んだ。

 

「やめるな」

 

「無理だろ。動けなきゃ、俺が楽しめない」

 

「俺は大丈夫だから。合併話しを白紙にするのは困る」

 

 カカシの言葉にオビトは一瞬動作を止めた。

 

「・・・それは・・・」

 

「頼む。俺のことは気遣わなくていいから、だから・・・」

 

 オビトは自分の腕を掴み、自分を見つめるカカシを

見返した。

 

「・・・合併は別に・・・いや・・・」

 

 オビトは何かを言いかけて口を閉じ、カカシを見つ

めたままもう一度言葉を発する。

 

「会社が大事なら、覚悟の程を見せろ」

 

きつい言葉と裏腹な優しい動作で、オビトは両手で

カカシを抱きしめ、その身を横たえた。そうして再び

両足を開き、ローションを塗りつけると侵入を再開す

る。

 

 カカシは押し広げられる苦痛に耐え、オビトを受け

入れた。

 

 

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