アンダーシャツが裂けると、後ろから羽交い締めにして口元を押さえてたムロウが、
カカシから手を離し、痛めてる手首も、肩も何も気遣わず、強引にシャツを引き剥がす。
「痛っ・・・。」
カカシは痛みで身体がこわばる。
動けないカカシの所へ戻ろうと言い出したのは、ハセだった。
ムロウは、おもしろ半分という気分だったが、シャツを引き剥がし、
露わになったカカシの華奢な身体つきと、白い肌を見て、
小さくうめきながら、涙を流し痛みに耐えるカカシを見て、嗜虐的な興奮が増して来る。
再び、カカシを抱きかかえるように後ろから手を回し、いきなりカカシの胸の突起を摘み上げた。
「うっ・・・。」
カカシは痛みで、身体を捩った。
「おもしれえ。男も、乳首感じるんだな。」
ムロウが更に強く摘まむ。
ハセがやや、苛立った声で言った。
「痛がってるだけだろ。あんまり、乱暴にするなよ。気絶しちまうぜ。」
カカシはこの状況を回避するすべが思いつかない。手は使えず、身体の力は残ってない。
テンゾウの顔が浮かぶ。
テンゾウがいてくれたら・・・。テンゾウに来て欲しい、テンゾウに会いたい。
一方で、このまま身体を犯されたら、二度とテンゾウには会いたくないと思う。
どうして、そんなことを思うのだろう・・・。でも嫌だ、嫌だ。汚れた身体で、テンゾウには会いたくない。
テンゾウ、テンゾウ・・・。痛い、気持ち悪い、吐き気がする、テンゾウ、助けて・・。
「まじで興奮してきた。おい、早く下も脱がせちまおう。」
ムロウが息遣いを荒くしながら、ハセに言った。
ハセは再びクナイを手に取る。
「順番は守ってもらうからな。決めた通り俺が先だぜ。」
カカシを後ろから抱きしめ興奮状態のムロウに、ハセは念を押しながら、
カカシのズボンをクナイで裂き、カカシの身についていた衣服を全て取り去る。
「寝かせないと出来ないだろ。」
後ろからカカシを抱きしめてるムロウに退く様に言い、
今度はハセがカカシの肩を抱き、右関節と左手首を庇う様にそっと、寝かせた。
仕方なく、退いたムロウが
「早くしてくれよ。俺やばいよ。」
とぶつぶつ言う。
ハセはムロウを無視して、仰向けに寝かせたカカシを見つめた。
銀の髪が、寝乱れて、額にかかる。
元々白い肌が蒼白になって、薄く形のいい唇も、色を失っていた。
色違いの美しい瞳からは、涙がとまらない。
「なあ、これ以上酷くはしたくないからさ。逆らうなよ。」
そうカカシに声をかけ、ハセはカカシの胸の突起を撫ぜながら、首筋に舌を
這わせた。